12歳タイ人少女の人身取引事件 マッサージ店経営者の男再逮捕 性風俗店違法営業疑い

東京・湯島の個室マッサージ店で当時12歳のタイ国籍の少女が働かされていた事件で、警視庁保安課は25日、風営法違反(禁止地域内営業)の疑いで、「リラックスタイム」経営者の細野正之容疑者(51)=東京都調布市飛田給=を再逮捕した。「法律違反になることは分かっていた」と容疑を認めている。 再逮捕容疑は4日、店が店舗型性風俗店の営業禁止地域内にあるにも関わらず、30代のタイ国籍の女性従業員=同法違反容疑で逮捕=に、個室内で不特定の男性客に性的サービスをさせたとしている。 同課によると、細野容疑者は令和5年10月以降、短期滞在などの資格で来日したタイ人女性らに店で性的サービスをさせていたとみている。この女性従業員は性的サービスをしないと「(細野容疑者に)叱責された」という趣旨の説明をしているという。 事件を巡っては、母親と来日した少女が置き去りにされ、この店で寝泊まりし1カ月間で約60人の客に性的サービスをさせられていた。警視庁は台湾で拘束された母親に児童福祉法違反の疑いで逮捕状を取得。タイ警察も24日、人身取引などの疑いで母親の逮捕状を取ったと発表した。

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