韓国・尹大統領に出国禁止措置…逮捕は?兵士の銃つかみ「恥ずかしくないのか」軍の侵入阻止した女性議員が語る“戒厳令”の夜【news23】

大統領の逮捕はあるのでしょうか?「非常戒厳」をめぐり、韓国の法務省は尹大統領を出国禁止としました。あの夜、兵士の銃をつかみ国会進入を阻止した女性議員が取材に応じ、当時の様子を語りました。 ■“弾劾案”を再提出へ 与党への怒りも…9日も韓国・国会前で集会 9日も多くの人が詰めかけた韓国・国会前の集会。「非常戒厳」から1週間近くが経っても、尹錫悦大統領に対する国民の怒りはおさまる気配がありません。 デモの参加者 「これ以上国民が権力によって不安を抱かないよう、早く大統領には権力から遠ざかってほしいです」 デモの参加者 「(与党議員は)選挙では自分たちに投票するよう促しながら、弾劾訴追案の採決には参加しなかった。話になりません」 喜入友浩キャスター 「国会前の集会が終わり、そのまま与党の本部に向かうということで、大行進、大行列となっています」 中には「与党『国民の力』を解体せよ」というプラカードを掲げる人も… この週末、国会では大統領の弾劾訴追案の採決が行われましたが、与党議員が続々と退席し、結局、弾劾訴追案は廃案となりました。 議長 「(弾劾訴追案は)不成立となりました」 これに対し野党は成立するまで毎週、弾劾訴追案を提出する方針を決めるなど、徹底抗戦の構えです。 「非常戒厳」が宣言された夜の状況も明らかになってきました。 ■兵士の銃つかみ…非常戒厳の夜に何が 指揮官「隊員は利用された」 9日、news23の取材に応じたのは野党「共に民主党」のアン・グィリョン報道官。 「非常戒厳」の直後、国会前で兵士の銃をつかみ応戦した女性です。 ――銃口をつかむシーンがあったが、どんな思いであの行動を? アン・グィリョン報道官 「兵士が私の腕をつかんだので、とっさに振り切りました。その後、自分が押し出されてはいけないと思って兵士の体と銃口をつかんだんです。国会への侵入を阻止しなければならないという一心でした」 兵士らに押し出されそうになり、とっさに銃口をつかんだと話します。

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