被害額16億円以上。巨額詐欺事件の摘発の瞬間をカメラが捉えました。 けさ、愛知県尾張旭市の住宅を訪れた愛知県警の捜査員。 (下和田歩記者) 「午前9時前です。菱川容疑者が自宅から出てきました。捜査員に連れられて車に向かっていきます」 うつむきながら捜査員に連行されるマスク姿の男。菱川博行容疑者61歳です。 コンサルティング会社の社長を務める菱川容疑者。愛知県を中心に全国1000人以上からだまし取った現金は、実に16億円以上にのぼるとみられています。その手口とは… ■「すごい商品だから、海外でも食いつきがある」 「健康器具の海外レンタル事業で利益が出る」「すごい商品だから、海外でも食いつきがある」 健康器具とは、ヘッドホンを装着し専用の機器につないで脳波を測定するというもの。これを購入した後海外に貸し出すことで利益が得られるとうたい、名古屋市内に住む会社役員の男性から、現金約340万円をだまし取った詐欺などの疑いがもたれています。 ■このスキームを考案したとされる41歳男も逮捕 菱川容疑者は全国でセミナーを開くなどして事業をPRしていましたが、実際に商品を仕入れたり運用したりした形跡は確認されていないということです。 この詐欺のスキームを考案したとされる大阪市の会社役員・戸田洋輔容疑者41歳も、詐欺などの疑いで逮捕されました。 警察は、2人の認否を明らかにしていません。 菱川容疑者らの顧客は全国に約1100人で、被害総額は16億8000万円に上るということで、警察が余罪を調べています。