京都市左京区の路上で京都精華大マンガ学部に通う千葉大作さん=当時(20)=が刺殺された事件は15日、未解決のまま発生から19年となった。この日は遺族らが事件現場で法要を行い、解決に向け通行人に情報提供を呼びかけた。 母親の淳子さん(66)ら遺族や京都府警の捜査幹部らが法要に参加。その後、市内で容疑者の似顔絵を掲載したチラシや事件の概要を伝える漫画冊子などを配布した。 淳子さんは「大作が命を落としたことは仕方のないことではない」と訴え、昨年10月、平成11年の名古屋市主婦殺害事件の容疑者が逮捕されたことに触れ「罪を犯せばどんなに時間がたってもそのままにはならないことが示された」と話した。 事件は19年1月15日午後7時45分ごろに発生、千葉さんは胸や腹など十数カ所を刺され死亡した。直前に千葉さんを怒鳴りつけていた様子が目撃された男は当時20~30歳で身長は170~180センチ、27~28センチの靴を履いていたとみられる。 事件は解決につながる情報提供者に上限300万円を支払う「捜査特別報奨金制度」の対象。情報提供は府警下鴨署捜査本部(0120・230・663)。 府警は昨年末までに延べ約7万110人の捜査員を投入し累計で約1580件の情報が寄せられた。同署の福平真治署長は「発生当初と変わらぬ熱意で捜査を続けている。検挙に向け情報提供をお願いします」と呼びかけた。