知人男性が自宅に現金を保管しているとの情報を窃盗グループに伝え、空き巣を手助けしたとして、警視庁捜査3課は住居侵入と窃盗の疑いで、東京都西東京市泉町の無職、時吉純一郎容疑者(56)と江東区豊洲の会社役員、島口靖弘容疑者(38)を逮捕した。いずれも容疑を否認している。 逮捕容疑は共謀して昨年4月2日午後5時ごろ、豊島区の50代男性宅に侵入し、現金約1200万円を盗んだとしている。 捜査3課によると、男性は金融商品を売買するトレーダーで、被害前日に複数人から預かり、自宅で保管していた現金が盗まれた。時吉容疑者は男性が仕事で使う車の運転手を務め、島口容疑者は男性の元同僚だった。捜査3課は、2人が何らかの方法で現金の保管状況を知ったとみている。 両容疑者は、すでに窃盗容疑などで逮捕、起訴された指示役や実行役など7人に、秘匿性の高い通信アプリなどを通じて男性宅の現金に関する情報や、犯行当日の男性の行動などを伝えたとされる。関係者の携帯電話の解析などで両容疑者の関与が浮上した。同課は盗まれた現金の流れを追い、全容解明を急ぐ。