有村架純が主演し、黒木華、南沙良と共演する映画「マジカル・シークレット・ツアー」が、6月19日に公開されることが決定。あわせて、予告&ティザービジュアルと、キャスト、メガホンをとる天野千尋監督(「ミセス・ノイズィ」)のコメントが披露された。 本作は、主婦たちが“金の密輸”で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナル作品。夫の横領を突然知った二児の母、借金を抱えた研究者、貯金ゼロの未婚の妊婦。犯罪とは無縁そうに見える3人が偶然出会い、“金の密輸”を通して金と自由を手にする。周りに流され生きてきた女性たちが、自分の手で人生を取り戻していくリベンジゲームを、シンガポールでの大掛かりな撮影により力強く描き出す。 夫の横領と解雇を知り、突然借金を背負った二児の母・和歌子には、母親役初挑戦となる有村。真面目に子育てに励む母でありながら、大胆に金の密輸を実行していく犯罪者という2つの側面を持つキャラクターを演じ、新境地を切り開く。 和歌子の共犯者として、奨学金の返済に追われる借金600万の研究員・清恵を黒木、貯金ゼロの未婚の妊婦・麻由を南がそれぞれ演じる。そのほか、和歌子の夫・高志役に塩野瑛久、先輩である清恵を飛び越え、輝かしい将来を約束された同僚の研究者・椎名を青木柚、高志の上司・田ノ上役に斎藤工が演じる。 予告編では、苦境に立たされた3人がシンガポールで密輸を始めるシーンをとらえている。金と自由を手にし彼女たちの人生が上手く回り始める様子は、軽快で危なっかしい一方、青春のようなきらめきも感じさせる。あわせて披露されたビジュアルは、輝く金の世界に3人が迷い込んだ印象的な1枚。現状からの脱却を目指し、危険で魅惑な旅へと飛び立つことを予感させる。 「マジカル・シークレット・ツアー」は、6月19日から全国公開。有村、黒木、南、天野監督のコメントは以下のとおり。 【有村架純】 不格好で決して誇れない瞬間でも 彼女たちにとっては生きていくための方法論で。 監督をはじめ、皆さんとこの物語の行く末を祈りながら撮影しました。 彼女たちの愛おしく懸命な生き様を 是非、覗いてみてください。 【黒木華】 それぞれ異なる環境で生きてきた女性三人が偶然出会い、少しずつチームとなっていく過程がとても面白く心が動かされます。 シンガポールで有村さんと南さんと雨の中、橋を渡ったシーンは特に印象深く、忘れられない思い出です。 スリリングさの中に感情の機微も詰まった映画になっていますので、ぜひ劇場で楽しんでいただけたら嬉しいです。 【南沙良】 努力や善意だけではどうにもならない現実が、人を追い詰め、選択を歪めていく。そんな人間や社会の不完全さの中を必死に駆け抜けました。 与えられた環境はいつだって不平等で理不尽だと身にしみて感じる撮影期間だったと思います。 正しさと生きることの間で揺れる彼女たちの姿に、観る方それぞれの現実が重なれば嬉しいです。 よろしくお願いいたします。 【天野千尋監督】 育児に追われていた2017年、「金塊を下着に隠して密輸した主婦5人を逮捕」という記事を目にして、強く興味を惹かれました。 なぜ主婦が金の密輸を? 下着に隠して? どんな人たちなんだろう? わたしの関心は不思議と、犯罪者である彼女たちではなく、生活者としての彼女たちの方に引き寄せられ、どんな暮らしをしていたのか?なにか事情があったのか?どうやって計画したんだろう?など空想がどんどんふくらんでいきました。もしかすると同じ主婦として、どこかで自分を重ねていたのかもしれません。 もちろん犯罪は許されません。けれど罪を犯した人を「悪」と断じるだけではなく、その背景にはどんな事情があったのだろう?と考えてみることこそが、実は大切ではないかと思います。