ボークスはレジンキャストキットブランド「HIGH-SPEC GARAGE KIT(ハイスペックガレージキット)」の商標登録を取得したことを発表した。 「HIGH-SPEC GARAGE KIT(HSGK)」は永野護氏のマンガ「ファイブスター物語」のレジンキットブランド。2020年リリースの「ダッカス・ザ・ブラックナイト」より、HSGKで「ゴティックメード(GTM)」をリリース。シリーズの伝統はそのままに、全く新しいロボットデザインをユーザーに届けている。 HSGKは1/72シリーズで55,000円から126,500円、1/100シリーズで26,400円から55,000円と、プラモデルキットに比べると価格が高い。またレジンはプラキットの成形色に比べれば色分けも少なく、ポーズは固定、組立には高い模型技術が求められる。 一方で繊細な表現が可能で、特に大スケールの1/72シリーズではGTMならではの装甲形状やディテールの情報量、固定ポーズを活かした全体のバランスなど、価格に見合う満足度をもたらす商品となっている。HSGKでの造形がひな形となり、可動も楽しめるプラキット「VSMS(ボークススーパーモデリングシリーズ)が開発される。「ファイブスター物語」の2025年3月に発売された最新刊・18巻で登場する「アゲハ・モルフォ・ザ・スルタン」のHGSKでの発売も告知された。 一方でHSGKはコアな模型ファン向けの少数生産なため、ネットオークションなどで海賊版や転売なども行なわれてしまっている。特に近年はブランド名・ロゴを不正使用したもの、または正規品を無断で複製・改造したものが確認されており、2022年には被害が事件化し逮捕者が出ている状況だ。(仙台、新潟、札幌、愛知、岡山、熊本、香川、大阪ほか)。 海賊版は品質・精度において正規品に劣るだけでなく、正常なビジネスそのものを破壊し、メーカーにダメージを与え、今後の商品作りを悪化させ、ユーザーに優れた商品を提供できなくなってしまう。ボークスはHSGKのブランド名およびブランドロゴを商標登録したのは、こういった海賊品の横行や、ユーザーが誤って海賊品を入手しないためだという。 海賊版は正常なビジネスを破壊し、結果として優れた商品を購入し、楽しむことができるユーザーの幸福を奪う存在だ。商標登録で不正品に対処しようという活動はホビーファンとして応援したい。 (C)EDIT ,All rights reserved. 創作造形(C)造形村/ボークス