香港の現金強奪 「被害」申告の男性も逮捕 犯人グループと内通か

香港で日本人が持っていた現金を強奪された事件で香港警察は1月31日、日本人3人を含む男女6人を逮捕したと発表した。警視庁によると、被害者は東京・羽田空港の駐車場で30日未明に襲撃された日本人グループのうち2人とみられ、香港に渡航後に再び狙われた可能性がある。 香港警察などによると、香港島・上環で30日午前9時45分(日本時間同10時45分)ごろ、外貨両替店の前で50代と20代の日本人男性が2人組に5000万円以上が入ったリュックサックを奪われた。50代男性は携帯電話で通話中だったという。 このうち50代男性は30日未明に羽田空港の駐車場で現金1億9000万円を載せた乗用車の外に立っていたところ、催涙スプレーをかけられていた。 香港警察によると、現金を奪われた男性らは30日午前に香港空港に到着後、日本円約1億9000万円を両替しようとしていた。 2人組は現場から車で逃走し、飛行機で香港を離れようとしたところを当局に確保された。警察幹部によると、逮捕された中の1人は、午前に日本から到着し、現金を奪われたと申告して「被害者」とされた20代男性で、犯人グループと内通して情報を伝えていたとみられる。他に逮捕されたのは中国人2人と香港人1人。 香港警察幹部は容疑者らが羽田の襲撃事件に関わっていたかどうか、必要に応じて日本側と情報交換していく姿勢を示した。 事件のあった上環では、25年12月にも日本企業の従業員らが両替に向かう途中で日本円で現金約10億円が入ったスーツケースを強奪される事件が発生。警察が香港人ら15人を強盗容疑で逮捕したが、現金は見つかっていない。【台北・林哲平】

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