「不倫で結婚生活破綻」とだまして和解か 「一夫多妻」の3人逮捕

不倫して結婚生活が破綻(はたん)したというウソの話で300万円の和解を成立させ、女性に支払い義務を負わせたとして、警視庁は3日、夫婦ら3人を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。3人のスマートフォンからは「不倫慰謝料請求ビジネス(詐欺)」といったメッセージが見つかったという。 逮捕されたのは、いずれも無職の小野洋平(39)と妻の晴香(28)、小野凜(24)の3容疑者。洋平容疑者は「弁護士と相談するまで話せない」と供述し、ほかの2人は容疑を認めているという。洋平容疑者は2人との「一夫多妻」を自称していた。 捜査1課によると、3人は共謀して2024年11月下旬、SNSで知り合った女性に対して、晴香容疑者の弁護士を通じて「(女性と)洋平容疑者との不貞行為で結婚生活が破綻した」とする虚偽内容の通知書を送るなどして損害賠償を請求。25年8月、簡易裁判所で和解を成立させ、300万円の支払い義務を生じさせた疑いがある。女性は32万円を払ったという。 ■押収されたメモには「いただき候補」 被害者の名前も 3人は、女性と洋平容疑者が性行為をする様子を盗撮したとして、昨年12月に逮捕されていた。 捜査1課が、3人のスマートフォンを調べたところ、「妻が不倫として訴え慰謝料を請求。いただきおじさん」などのメモが見つかったという。 メモの「いただき候補」という項目には、被害者を含む6人の名前が記されていた。1課はメモなどから、損害賠償請求の内容は虚偽と判断したという。 3人のスマホやパソコンからは計約100人の女性が映るわいせつ動画が見つかったという。捜査1課は、3人がSNSで知り合った女性らを盗撮するなどしていたとみている。(長妻昭明)

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