大阪市北区の不動産を巡り司法書士ら地面師グループとみられる2人が逮捕された事件で、大阪府警捜査2課は4日、所有者になりすまして不動産の売買代金約4億円をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いで司法書士の松本稜平(りょうへい)容疑者(34)=大阪市中央区=ら2人を再逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。 ほかに再逮捕されたのは、三重県桑名市の小鹿瑞樹容疑者(33)。府警は1月、この不動産の所有権が小鹿容疑者の会社に移転したとする、虚偽の登記申請をしたとして電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑などで2人を逮捕していた。 逮捕容疑は共謀の上、昨年3~4月、大阪市北区の不動産所有者になりすまし、同市内の不動産会社に虚偽の売買取引を持ち掛け、4億1500万円をだまし取ろうとしたとしている。 同課によると、取引は松本容疑者が所属する司法書士事務所で行われ、小鹿容疑者が不動産所有者と偽って同席していた。両容疑者は本来の所有者であれば持っているはずの書類を提示しなかったため、不動産会社側が不審に思い、契約を見送ったという。 府警は松本容疑者が司法書士の権限を悪用してなりすましに関わったとみており、ほかに指示役がいる可能性も視野に地面師グループの実態解明を進めている。