英スキー代表選手が“放尿”で米移民政策を批判 雪上に込めた強烈Fワードに賛辞も集まる「なんて勇敢で、大胆なんだ」【冬季五輪】

あるスキーヤーの大胆な行動が小さくない注目を集めている。 現地時間2月6日に開会式が行われたミラノ・コルティナ五輪は、各競技も本格スタート。各国で注目を集める中、英国代表選手が残した強烈な“メッセージ”は世界に広まった。 発信者となったのは、フリースキー・ハーフパイプに英国代表として出場するガス・ケンワージー。2歳の時に米コロラドに家族で移住し、2014年、18年には米国代表として五輪に出場した34歳は、大会を前に自身のインスタグラムを更新。放尿で雪上に「fuck ice」と記した画像とともに、「罪のない人々が殺害されており、もうたくさんだ」と記した。 彼がFワード用いて強く反発した「ICE」は、米国移民・関税執行局だ。ドナルド・トランプ政権が設けた移民政策のひとつなのだが、強引な取り締まりには批判の声が国内外で噴出。今五輪で米代表の護衛として帯同する決定には、イタリアでも反発を呼んでいる。 自身の投稿で「ICEが私たちのコミュニティで歯止めがきかない権力を行使し続けている間、私たちは座して待っていることはできない」と訴えたケンワージーは、こうも続けている。 「上院議員たちは説明責任を要求するために抑制をしなければならない。例えば、私たちのコミュニティからICEとCBP(税関・国境警備局)を排除し、残虐行為への白紙委任的な資金提供を終わらせること。そして学校や病院のような機密性の高い場所での無令状逮捕、プロファイリング、法執行に明確な制限を設けることだ」 ケンワージーの強烈な形で行われたトランプ政権への批判は、小さくない波紋を生むとともに、称賛も集めている。インスタグラムでは「なんて勇敢で、大胆なんだ」「挑発的だが、はっきりしている」「メッセージは明確」といったコメントが相次いだ。 なお、基本的にいかなる政治的行動も認められない五輪だが、ケンワージーの投稿は処罰に値しないという。英公共放送『BBC』のインタビューに応じた広報担当者は「オリンピック期間中、すべての参加者は表現のガイドラインに従って自身の見解を表明する機会を持っている。IOCは個人のソーシャルメディアの投稿を規制しない」と語っている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]

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