「強盗にあった」とうそをつき、偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、消防職員の男でした。 西村山広域行政事務組合消防本部消防署朝日分署の分署長、佐藤光征容疑者(54)は、おととい大江町左沢にある「朝日少年自然の家」の敷地内で、近くの男性に「強盗に遭った」などとうそを言って110番通報させ、警察の業務を妨げた疑いが持たれています。 佐藤容疑者は18日の出勤後、午前中に1時間の休みを取得しましたが、出かけたきり朝日分署に戻ってくることはありませんでした。 当初、佐藤容疑者は「18日午前10時半ごろ、寒河江市柴橋の自宅を出たところで2人組の男に包丁のようなものを突きつけられ、現金80万円を奪われた。そして、2人に車を出せと脅され、自身の車で大江町の楯山公園まで行くと解放され、午後5時45分ごろ、『朝日少年自然の家』の敷地内で手足が縛られた状態で発見された」などと話していました。 しかし、移動距離が直線でおよそ3.3キロであるにもかかわらず、警察が認知するまで7時間以上が経過しているなど不審な点があったため、警察が追及したところ、容疑を認めたということです。 今回の事件を受け、西村山広域行政事務組合消防本部は会見を開き陳謝しました。小泉博仁消防長は「市民の生命財産を守る仕事であって、虚偽の通報で(警察の業務を)消費してしまうということは決して許されることではない。重大な不祥事であるととらえている」と述べました。 佐藤容疑者は、朝日分署長として職員を指揮監督する立場にあったということです。西村山広域行政事務組合消防本部では、捜査結果や司法の判断を踏まえて厳正に対処するとしています。