英政府、アンドルー元王子の王位継承権剥奪を検討

【AFP=時事】英国政府は20日、チャールズ国王の弟、アンドルー元王子の王位継承権を剥奪する法律の制定を検討する。 少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の捜査に関する資料「エプスタイン・ファイル」から、しばしばみだらな内容の暴露が相次ぐ中、アンドルー元王子はすでに「王子」の称号や爵位「ヨーク公」などをすべて剥奪され、ウィンザーの邸宅「ロイヤル・ロッジ」から追放されている。 だが、王位継承権は依然保持しており、王位継承順位はウィリアム皇太子、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子、ヘンリー王子、アーチー王子、リリベット王女に次ぐ8位となっている。 関係筋によると、政府は警察の捜査終了次第、アンドルー元王子の王位継承権を剥奪する法案の提出を検討するという。 アンドルー元王子は19日、エプスタイン元被告への機密情報漏えい容疑で逮捕された。 アンドルー元王子とエプスタイン元被告の親密な関係がここ数か月連日のように報じられる中、英国民の怒りが高まっていたが、近代において王室高位メンバーが警察に拘束された初の事例を受けて、それに拍車がかかっている。 逮捕後に実施されたユーガブの世論調査では、回答者の82%がアンドルー元王子の王位継承権を剥奪すべきだと考えていることが分かった。 だが、王位継承権を剥奪するには議会の承認が必要となるため、時間がかかる。 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの憲法学者ロバート・ヘイゼル氏は、「王位継承権を変更するには、英国だけでなくチャールズ国王が国家元首を務める14か国すべてが王位継承法を改正する必要がある」と述べた。 アンドルー元王子は現在、英国民から極めて不人気となっている。 元王子が勾留されていたノーフォーク州アイルシャムのジョー・モーティマーさん(64)は、「誰も法の上には立たないことが本当にうれしい」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News

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