メキシコ政府は23日、麻薬組織リーダーの死亡にともなう一連の衝突で、少なくとも60人以上が死亡したと明らかにしました。 メキシコ政府は22日、合成麻薬・フェンタニルなどをアメリカに密輸しているとされるメキシコ最大級の麻薬組織「ハリスコ新世代カルテル」のリーダー、ネメシオ・オセゲラ氏が当局の軍事作戦中に死亡したと発表しました。 麻薬王「エル・メンチョ」として知られたオセゲラ氏の死亡後、地元・ハリスコ州をはじめとする複数の州で報復とみられる放火などが相次ぎ、あわせて85件の道路封鎖が確認されました。 一夜明けた23日、メキシコのシェインバウム大統領は幹線道路は全面開通し、治安は回復したと発表しました。 組織側との衝突により、治安当局と麻薬組織側あわせて62人が死亡、70人が逮捕されたということです。 また、大統領は今回の軍事作戦について、アメリカの情報機関との連携はあったものの、計画と実行は全てメキシコ政府によると強調し、オセゲラ氏の場所の特定について、交際相手に近い人物を追跡し、潜伏先を割り出したと説明しました。 オセゲラ氏が所属していた麻薬組織はフェンタニルなどの薬物をアメリカに密輸しているとされていて、トランプ政権が2025年に外国テロ組織に指定したほか、メキシコに対し、麻薬対策を強化するよう圧力を強めていました。