クリントン元国務長官、エプスタイン事件めぐり議会証言 トランプ氏に証言を要求

【AFP=時事】ヒラリー・クリントン元米国務長官は26日、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の事件をめぐり、共和党主導の下院監視・政府改革委員会による証言に応じた、この機会を利用して反撃に転じ、ドナルド・トランプ大統領に対し、自身とエプスタイン元被告との関係について証言するよう要求した。 クリントン氏は、エプスタイン元被告の犯罪に関する情報は持ち合わせておらず、エプスタイン氏に会った記憶はなく、彼の島を訪れたことも、彼の飛行機に搭乗したこともないと述べ、同委員会は「たった一人の公職者」、つまりトランプ氏を守ろうとしていると非難した。 同委員会のジェームズ・コマー委員長は、「この調査の全体としての目的は、エプスタイン元被告について多くのことを理解することだ」と述べた。 これに対しクリントン氏は、「この委員会がエプスタイン元被告の性的人身売買犯罪の真実を本気で解明しようと考えているのであれば、(エプスタイン元被告の捜査に関する資料)エプスタイン・ファイルに何万回も登場していることについて、彼(トランプ氏)に直接宣誓証言させるはずだ」と反論した。 同委員会の民主党トップ、ロバート・ガルシア議員も、トランプ氏に対し「全米の被害者から寄せられている疑問に答えるため」証言するよう求めた。 ガルシア氏は後に、「それは直ちに行われるべきだ」と述べた。 民主党のスハス・スブラマニヤム委員は、エプスタイン・ファイルから除外された「連邦捜査局(FBI)のファイル」には、トランプ氏による「性的虐待に関する重大な告発」が含まれていると述べた。 共和党主導の下院監視・政府改革委員会は、2019年にニューヨークの拘置所で裁判を待つ間に死亡したエプスタイン元被告と関係のある人物を調査している。 クリントン夫妻は当初、証言を拒否していたが、夫妻を議会侮辱罪で訴追を求める決議案の採決が迫る中で証言することに同意した。 共に79歳のトランプ氏とクリントン氏の夫ビル・クリントン元大統領は、最近開示された大量のエプスタイン・ファイルに頻繁に登場するが、いずれもエプスタイン元被告が2008年にフロリダ州で未成年者への売春あっせんの罪などで有罪判決を受ける前に、同被告との一切の関係を断っていたと主張している。 エプスタイン・ファイルに名前があるだけでは、その人物が何らかの犯罪を犯した証拠にはならない。 ビル氏は、2000年代初頭にクリントン財団関連の人道支援活動のためにエプスタイン元被告の飛行機に同乗したことを認めているが、エプスタイン元被告の私有島「エプスタイン島」を訪れたことはないと主張している。 エプスタイン・ファイルの開示を受け、英国でアンドルー元王子とピーター・マンデルソン前駐米大使が逮捕されるなど、世界中に波紋を呼んでいる。【翻訳編集】 AFPBB News

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