小学館、「マンガワン問題」調査委員会は「隠れみの」? 配信停止続出、波紋収まる気配見えないが…事案説明は「結果を待って」

小学館の漫画配信アプリ「マンガワン」の編集部が、漫画家・山本章一氏の過去の性加害を把握していながら別名義で起用した問題をめぐり、小学館は2026年3月2日にJ-CASTニュースの取材に、説明の機会を設けるかどうかについて、2月28日に立ち上げを発表した調査委員会の「(調査の)結果を待っていただきたい」とした。 ■「本来なら、このような原作者を起用するべきではなかった」 小学館が26年2月27日にアプリ内にマンガワン運営名義で、28日に公式サイトに同社名義で発表したそれぞれの説明によると、山本氏は、20年に児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪で逮捕・略式起訴され、罰金刑を受けた。マンガワンではこれを受け、22年に山本氏の漫画「堕天作戦」の連載を中止。しかし同年、「一路一」名義で、漫画「常人仮面」の原作者として起用した。本来であれば「起用すべきではありませんでした」とした。 小学館は、「原作者の起用判断および確認体制に重大な瑕疵があった」として、「常人仮面」の配信と単行本の出荷を停止。また、弁護士を含む調査委員会を立ち上げ、事実関係と原因の調査を行うことを発表した。調査結果が発表される時期は不明だ。 さらにマンガワンの発表では、山本氏と被害者の和解協議に関し、「当事者双方からの求めに応じる形で」編集者がメッセージアプリのグループに参加して助言をしたとし、「当該事案の重大性に対する編集部としての認識および情報把握が十分であったとは言えず、不適切な対応でした」としている。 この問題はSNSでも大きな注目を集めた。さらに、海外メディア「アニメ・アップデート」のXアカウントがこの問題を取り上げると、海外にも注目が広がった。小学館は3月3日に予定していた「第71回小学館漫画賞贈賞式」の延期も決めている。 大きな問題になっているが、説明の機会を設ける予定はあるのだろうか。 小学館広報室は2日、J-CASTニュースの取材に、調査委員会の「(調査の)結果を待っていただきたい」と回答した。 また、山本氏の再起用の理由についても尋ねたが、これも調査委員会で調査しているため、「調査結果のご報告を見ていただきたい」とした。

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