NHKの報道局スポーツセンターでチーフディレクターを務める中元健介容疑者(50)が、東京・渋谷区の路上で、20代の女性をビルの中に連れ込み、性的暴行をしたとして、警視庁に逮捕されました。 NHKによりますと、中元容疑者はスポーツに長く携わり、ミラノコルティナオリンピックの放送にも関わっていたということです。 中元容疑者は警察に対し、自らの職業をこう話しているといいます。 中元健介容疑者 「『ニュースウォッチ9』のスポーツ担当をしている」 1月4日、渋谷区にあるNHK放送センターへの出勤前とみられる午後2時過ぎ。自転車で徘徊(はいかい)していたという中元容疑者は、面識のない20代の女性を雑居ビルに連れ込むと、「俺、危ないものを持っているから」と脅し、踊り場で性的暴行を加えたとされています。 所村武蔵アナウンサー 「中元容疑者は、犯行後、自転車で現場を離れ、職場であるNHKの放送センター方向に逃げたということです」 女性が交番に被害を訴え、警視庁が周辺の防犯カメラを調べると、中元容疑者が写っていたといいます。 周辺では、似たような被害相談も、複数、寄せられていて、警視庁は「中元容疑者に似た体格だった」という証言もあったとしています。 職員の逮捕を受けて開かれたNHKの緊急会見。 NHK 安保華子理事 「この度は、本当に申し訳ありませんでした。逮捕はきのうで、詳細は調査中ですが、事実関係を早急に確認したうえで、厳正に対処します」 NHKは、中元容疑者の経歴など、詳しく明かすことはしませんでしたが、「意欲的に取り組むチーフディレクターで、特に勤務態度に問題はなかった」としています。 警視庁は、中元容疑者が撮影したとみられるわいせつな動画などが、複数、スマートフォンに残されていたことなどから、余罪があるとみて調べを進めています。 一方、中元容疑者は、逮捕容疑について「無理やりさせたということはない」と、一部否認しているといいます。