元埼玉県警捜査1課警部補の佐々木成三氏が17日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。北九州市のマクドナルドで14日に起きた殺人事件について解説した。 早急に逮捕されなければならない案件にもかかわらず、捜査は困難を極めている。「防犯カメラの数が少ない。被害者との接点がないら捜査の糸口が少ない」と理由を説明した。 佐々木氏は怨恨説ではなく「通り魔的な無差別殺人」と断定。犯人について「30秒ほどで、無言で行っている。事の重大さを認識していない。価値観に大きなゆがみを感じる」と推定した。警察が公開捜査に踏み切っていないことも挙げ「公開手配できるだけの資料を持っていないと思う」とした。 新たな情報として、犯人が黄色いサンダルをはいていたことが明らかにされた。「逃げる計画をしていたらサンダルははかない。第2、第3の犯行を止める意味でも、情報が集まる可能性はある」と話した。 福岡県警によると、この事件で刺されたは中学3年生の女子生徒は死亡、男子生徒は腰を刺されたものの命に別状はないという。男子生徒によると、犯人と面識はないという。2人は同じ学校に通っており、塾帰りだったとみられている。