英でイラン人4人をスパイ容疑で逮捕 ロンドンのユダヤ人社会を監視

【ロンドン=黒瀬悦成】ロンドン警視庁は6日、イラン情報機関のためにスパイ活動をしていたとして、国家安全保障法違反の疑いで22~55歳の男4人を逮捕した。4人のうち1人はイラン国籍、3人は英国とイランの二重国籍者で、ロンドンのユダヤ人社会を監視していたという。 英警察や情報機関は、イランの情報要員が英国内でスパイ網を形成し、ロンドンなどのユダヤ人社会やイスラエルの権益に対してテロ行為を実施する恐れがあるとして長年にわたり警戒してきた。 イランが米国とイスラエルによる攻撃への報復攻撃を展開する中、英国内ではユダヤ系市民らに対するテロの懸念が強まっている。 ロンドン警視庁のテロ対策責任者は、今回の逮捕は「悪意のある行為を阻止する継続的な取り組みの一環だ」と説明した。 ラミー副首相は「イランは世界最大のテロ支援国家だ」とした上で、「英情報機関と対テロ警察は過去数年間に多数の(テロ)行為を阻止してきた」と指摘した。スターマー首相によると、この1年間だけでイランが英国内で20件以上のテロ攻撃を画策していたことが判明しているという。

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