高知東生、障害持つ娘を殺害した母親の事件に日本の現状憂う投稿…薬物逮捕の経験で得た人に寄り添う姿勢

俳優の高知東生が3月10日、Xを更新。ある凄惨な事件に言及し、議論を呼んでいる。 「この日、高知さんは9日に報じられた、千葉での事件について触れました。それは、重度の障害があった29歳の娘を水に沈めて殺害した疑いで、58歳の母親が逮捕されたというものです。母親は娘と2暮らしで、自宅で介護しながら施設に通わせていたといいます」(事件担当記者) 母親は「私が先に死んで、娘がかわいそうな境遇に遭うなら、私も一緒に死んで天国に行こうと思った」と話しているという。警察は、無理心中を図った可能性もあるとみて調べている。 この事件について、高知はXでこうつぶやいた。 《重度障害を抱えた娘を殺害してしまった母親の事件。「母親を責められない」という意見が多く、仕方ないよねといった空気が流れているが、俺はそれが怖い。健康な人が殺されたなら決してこんな空気にならない。命の差別を感じる。それと重度障害の子供の預け先を見つけられない、日本の現状が一番辛い》 これに対しXでは、 《重度障害だと24時間つきっきり、ほぼ不眠で介護です》 といった体験談のほか、 《経験したことのない人間が軽々しくこんなこと言うべきではない》 《命の重さ関係ない》 といった指摘も寄せられ、意見が分かれる展開となっている。 「高知さんの投稿は、家族だけが介護を背負う日本の現状への問題提起ともいえるものです。しかし、介護の現実を知る人ほど複雑な思いを抱くテーマであり、簡単に結論づけられない問題だからこそ、議論が起きているともいえます」(前出・事件担当記者) また高知の言葉には、苦しみの中にある人へのまなざしがにじむ。 「2016年6月、覚醒剤と大麻の所持で現行犯逮捕された際、高知さんは麻薬取締官に『来てくれて、ありがとうございます』と礼を告げたことが当時、話題になりました。これは依存症に見られる特異な心理状態ともいわれます。 もちろん今回の事件とは性質が違いますが、逮捕後の2〜3年は心を閉ざし『死んだほうがいいんじゃないか』と思う毎日だったと語っています。そうした経験があるからこそ、追い詰められた人に寄り添う発言が出たのかもしれません」(同前) 今回の事件は、日本社会に潜む厳しい現実をあらためて浮き彫りにしたといえそうだ。

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