ニセ警察が跋扈 「ホームページ」「逮捕状」で信じ込ませ詐欺 兵庫県警、注意呼びかけ

令和7年中に兵庫県内で認知した特殊詐欺被害総額は約85億円(前年比約52億円増、暫定値)と過去最悪を更新したことが県警のまとめで分かった。被害件数1969件(同524件増、同)も過去最悪だった。「ニセ警察詐欺」の被害が急増し、詐欺に使うとみられる偽の県警ホームページ(HP)も複数確認されている。 ニセ警察詐欺などの「オレオレ詐欺」被害は813件(同569件増、同)で、特殊詐欺被害総額の7割以上を占める約64億円となった。被害件数を年代別にみると、80歳以上が最多の20%、次いで30代18%。10代を除いた全世代で10%を超えた。高齢者だけでなく、若年層の被害も多い。 ニセ警察詐欺の手口は、「あなたの口座が犯罪に使われている」「口座を調査する必要がある」と言って関係する情報を聞き出すなどして現金をだまし取ったり、指定の口座に振り込ませたりする。ビデオ通話を通じて、偽の逮捕状や警察手帳などを示して、信じさせるケースもある。 また、警察の公式HPを模した偽サイトが全国的に確認されている。県警によると、昨年12月に偽の県警HPが発見され、今月11日までに7つ確認されたという。本物とそっくりだが、本物にはない「案件検索」という項目があり、クリックすると番号を入力するページが表示される。犯人が指定する番号を被害者が打ち込むと、偽の差し押さえ令状や逮捕状が表示される恐れがある。 県警担当者は「警察官が逮捕状をみせてお金を要求することはない」と説明。「県警が発信する最新の犯罪手口などの情報を確認し、防止してもらいたい」と注意を促している。

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