「取調べを拒否します」と書かれたTシャツが、留置場で「危険物」として取り上げられた問題で、同じTシャツを留置場で着ていた男性が取材に応じました。 弁護人の松本亜土弁護士は、12月初旬に逮捕され羽曳野警察署に留置された50代の男に「私は取調べを拒否します」と書かれたTシャツを渡しました。 しかし翌日、Tシャツは取り上げられ、弁護人が警察に理由を確認すると、留置場内の規律と秩序を破壊するような恐れがあり、「危険物」にあたるためと回答したということです。 しかし17日、弁護人の会見の中で、ことし10月、同じTシャツを留置場で着ていた別の男性が取材に応じ、「Tシャツは取り上げられなかった」と話しました。 【留置場でTシャツを着用していた男性】 (Q.他の留置人からあなたの服について言及されたりは?)「いや、ないです」 (Q.警察からは何か言われましたか?)「こんな服着てて恥ずかしくないんかとか、刑事課行ってもみんなに笑われたりした」 大阪府警は「今後、留置施設では、このTシャツの着用を認めない」としていて、弁護人は判断の撤回などを求めています。