会社帰りの走行中の電車内で、カッターナイフを使って座席シートを切り裂いたとして、大阪・柏原市に住む56歳の会社員の男が現行犯逮捕されました。男は「電車の遅延や運休が多いことなどに腹が立っていた」と供述し、「(これまでに)少なくとも50~60回やった」という趣旨の説明もしているということです。 器物損壊の疑いで現行犯逮捕されたのは、柏原市の会社員、花形政昭容疑者(56)です。 花形容疑者は19日午後7時半ごろ、走行中のJR大和路線・普通電車の車内で、座席シートをカッターナイフで切り裂いて壊した疑いが持たれています。 警察によりますと、今年2月にJR西日本側から「座席シートが刃物で切りつけられて損壊される事件が続いている」と相談があり、捜査を開始。車内に設置されていた防犯カメラを確認したところ、不審な動きをする男を見つけました。 その後、大和路線の車内を中心に張り込み捜査を続け花形容疑者が浮上し、19日夜、座席を傷つけているのを捜査員が現認したため逮捕したということです。 花形容疑者は警察の調べに対して容疑を認めた上で、「電車の遅延や運休が多いことや、車両の構造が悪く、乗り降りしにくいことに腹が立っていました。普段からかばんに入れっぱなしのカッターナイフでシートを切ったことに間違いありません」と供述しているということです。 JR西日本は、警察の聞き取りに対して「2022年夏頃から約300件、同種の事件が起きている」と説明しています。 花形容疑者は「(これまでに)少なくとも50~60回やった」という趣旨の供述をしているということで、警察は余罪についても捜査を進めています。