韓国ストーカー殺人…制限違反を繰り返した容疑者に管理の穴

【03月24日 KOREA WAVE】韓国京畿道南楊州市で起きたストーカー殺人事件で、20代女性を殺害した疑いで逮捕されたキム・フン容疑者(44)が、裁判所から命じられた外出制限などの順守事項を十数回にわたって破っていたことが分かった。再犯期間中にも複数の犯罪に関与しており、管理体制の不備が問われている。 裁判所によると、キム容疑者は2013年、強姦致傷などの罪で懲役3年の判決を受け、10年間の電子足輪装着を命じられた。2016年の出所後は、午後10時から翌午前5時までの夜間外出制限のほか、治療や飲酒制限などの特別順守事項が課されていた。 だが、キム容疑者は追跡装置を任意に外したり、夜間外出禁止時間帯に外出したりするなど違反を繰り返していた。再犯防止に向けた専門医の診療も12回拒否し、飲酒制限にも違反していたという。 さらに再犯期間中の2018年には、無免許運転で事故を起こして逃走し、他人に身代わり出頭を依頼した。2019年には20代女性を利用した売春あっせん未遂でも摘発され、懲役2年6カ月と罰金刑を受けていた。 それにもかかわらず、キム容疑者は今月14日、南楊州市の路上で元交際相手の20代女性を刃物で殺害した疑いが持たれている。事件前には被害者の勤務先周辺を下見し、当日は車を止めたうえで電動ドリルで窓を割って襲撃したとされる。 警察は19日、身元情報公開審議委員会の判断に基づき、キム容疑者の顔写真や氏名などを公開した。公開期間は約1カ月となる。 今回の事件を受け、イ・ジェミョン(李在明)大統領は同日、首席補佐官会議でストーカー被害の通報事案について全面調査を指示した。 イ・ジェミョン大統領は「被害者の緊急要請にもかかわらず、対応の甘さが重大犯罪につながった可能性がある」と指摘し、「警察は通報案件を迅速に点検し、被害者保護措置を最大限速やかに講じるべきだ」と強調した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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