ユダヤ系団体の救急車に放火 英警察イランとの関連性を調査

ロンドン、イギリス、3月24日 (AP) ー イギリスの首都ロンドンで23日早朝、ユダヤ系慈善団体が所有する救急車4台が放火された。英警察はこれを反ユダヤ主義的なヘイトクライムとして捜査している。捜査当局は、イランとの関連が疑われるグループからの犯行声明が本物かどうかを特定しようと動いている。 テロ事件として分類されていないものの、捜査は対テロ担当官が指揮を執っている。夜間に発生したこの襲撃で負傷者は出なかったが、近隣の住宅の窓ガラスが割れ、車両は焼け焦げた残骸と化した。 ロンドン警視庁によると、警察官らは、ユダヤ系住民の多いロンドン北部の地区、ゴールダーズ・グリーンで火災の通報を受け、現場に駆けつけた。ロンドン消防局によると、救急医療対応を行うボランティア組織「ハツォラ・ノースウェスト」所属の救急車4台が損傷した。 車両に搭載されていた酸素ボンベが爆発し、隣接するアパートの窓ガラスが割れた。予防措置として、近隣の住宅から住民が避難した。 防犯カメラの映像には、フードを被った黒服の3人組が、炎が車両の周囲で噴き上がる前に、救急車の1台に向かってガス缶を運んでいる様子が映っていた。警察は3人の容疑者を捜索中だと述べたが、現時点で逮捕者は出ていない。 テレグラムに投稿された動画には、救急車が保管されていた場所の地図と、炎上する救急車の映像が映っていた。この動画は、「ハラカート・アシャブ・アル・ヤミン・アル・イスラミア」というイスラム主義グループによるものとされている。同名のグループは以前、ベルギーとオランダでのユダヤ教礼拝所襲撃の犯行声明を出している。 イスラエル政府は、このグループは最近結成された組織であり、親イラン系ネットワークとの関連が疑われるとしている。 先週、ロンドンで2人の男が、昨年イランの指示で英国のユダヤ人コミュニティに対する「敵対的」な監視活動を行ったとして起訴された。 ロンドン警視庁のローリー警視総監は、来月の過越祭を前に、ユダヤ系学校、シナゴーグ、コミュニティセンターの警備を強化すると述べた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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