日本政府、中国大使館への自衛官侵入は「誠に遺憾」

【AFP=時事】日本政府は25日、陸上自衛官の男が在日中国大使館に侵入した事件について、遺憾の意を表明した。事件を受けて中国は24日、男が中国の外交官を殺害すると脅迫したと主張し、日本側に強く抗議したと明らかにした 木原稔官房長官は25日の記者会見で、「法を順守すべき自衛官が建造物侵入容疑で逮捕されたことは誠に遺憾だ」と述べた。 さらに、「警察においては事案の解明に向けた捜査を進めるとともに、在京中国大使館の警戒にあたる警察官を増強配置するなどすでに所要の警戒強化策を講じている」「今後の捜査で明らかになる事項も踏まえつつ、再発防止に向けて対応していく」と付け加えた。 一方、警察の担当者はAFPに対し、村田晃大容疑者(23)が24日午前9時ごろに東京・港区の中国大使館の敷地内に侵入したとして、建造物侵入の疑いで逮捕されたと述べた。 読売新聞によると、村田容疑者は容疑を認め、「大使に面会し、日本に対する強硬な発言を控えてほしいと伝えようと思った。受け入れられなかったら自決して驚かせようと思った」と供述しているという。 NHKによると、敷地には容疑者が持ち込んだとみられる刃物が落ちていた。 一方、中国外務省の林剣副報道局長は24日の定例会見で、容疑者が中国の外交官を殺害すると脅迫したと主張。 壁を乗り越えて在日本中国大使館に侵入した容疑者を取り押さえたとして、「容疑者は、自身の行為が違法であることを認め、『神の名において』中国の外交官を殺害すると脅迫した」と述べた。 高市早苗首相は昨年11月7日の衆院予算委員会で、台湾有事をめぐって日本が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」に該当する具体例を問われ、「戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になりうるケースだと私は考える」と答弁したことに中国が猛反発し、両国関係は悪化している。 中華人民共和国(中国共産党)は民主主義の台湾について、一度も統治したことがないにもかかわらず、自国領土の一部だと主張しており、武力行使による併合も排除していない。【翻訳編集】 AFPBB News

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