「ふるさと納税」制度をめぐり、高知県奈半利町の元課長ら7人が逮捕・起訴された一連の贈収賄事件で、判決が確定していなかった町の元課長に対して高松高等裁判所が言い渡していた「執行猶予付き有罪判決」が確定しました。最初の逮捕者が出てから“丸6年”で、事件は終結を迎えました。 奈半利町の看板事業だった「ふるさと納税」をめぐる“前代未聞”の汚職事件は、2020年3月に発覚しました。 役場で業務を一手に担っていた主犯格の元課長補佐が、業者や親族の店に便宜を図った見返りに多額の賄賂を受け取っていたもので、「収賄側」として元課長やその両親ら計4人が、そして「贈賄側」として業者と親族の計3人が起訴され、これまでに6人の有罪判決が確定していました。 主犯格の上司=元課長の森岡克博被告も、賄賂を受け取った罪などに問われ裁判が行われていましたが、3月12日、一度審理が差し戻された後の二審判決で、高松高裁は「懲役2年6か月・執行猶予5年」を言い渡していました。 その後、被告側が上訴権を放棄し、高松高等検察庁も「判決内容に問題はない」として同じく上訴権を放棄したため、3月16日に、森岡被告の判決が確定しました。 「ふるさと納税」制度をめぐる“全国初の汚職”として注目された事件は、2020年3月に最初の逮捕者が出て発覚して以降、“丸6年”で終結を迎えました。