札幌市西区で軽乗用車のタイヤが外れ女の子に直撃した事故で、女の子の家族が運転手らを相手取り3億円を超える損害賠償を求め提訴しました。 父親は「いまも続く現実に対し十分な救済が得られていない」と主張しています。 (女の子の父親)「加害者がちゃんと事故に向き合ってほしいという気持ちがあります。加害者2人からはわずかな補償しか得られていません」 痛ましい事故から2年4か月、娘の治療費などの負担はいまなお家族に重くのしかかっています。 (女の子の父親)「私たち家族にとっては今も続く現実に対して十分な救済が得られているとは言えない」 札幌市西区で2023年11月、不正改造の軽乗用車からタイヤが外れ、当時4歳の女の子に直撃しました。 女の子はいまも意識不明のままです。 (百瀬記者)「事故にあった女の子の父親が弁護士とともに裁判所に入ります」 女の子の家族は3月30日、車の運転手と所有者のほか保険会社に、治療費や慰謝料など3億円を超える損害賠償を求め提訴しました。 当時、車は任意保険に加入しておらず、家族は経済的にも精神的にも追い詰められています。 (女の子の父親)「自分の収入で家族を支えないといけないという責任がある状況で、将来的にこれが解消される保証もない」 この事故をめぐっては、車を運転していた若本豊嗣被告に懲役3年・執行猶予5年の有罪判決が言い渡されていますが、その後、無免許で軽トラックを複数回運転したとして逮捕・起訴されています。 反省の色が見えない加害者がいる一方で、被害者が訴えなければ状況すら変わらないー 父親はこの理不尽な現実に疑問を呈しています。 (女の子の父親)「損害額の計算というのも、区役所に行けば全部教えてくれるわけではなくて、ポンと3億と出せるものでもなかった。そのための労力と時間とお金も被害者の負担になっている。(加害者に)不誠実な対応があっても、加害者に罰則がないという現状にすごく不満がある」 3億円という訴えの重さを裁判所はどう受け止めるのか。 判決が下されるまで家族の苦悩が続きます。