韓国で、母親の遺体をキャリーケースに入れて河川に遺棄した20代の娘と夫が警察に緊急逮捕された。 大邱(テグ)北部警察署は31日午後9時、死体遺棄の疑いで20代の娘と夫の2人を逮捕したと明らかにした。2人は先月18日、大邱市中区(チュング)の自宅で50代の母親の遺体をキャリーケースに入れ、新川沿いに遺棄した疑いが持たれている。 これに先立ち、同日午前10時30分ごろ、北区七星洞(プクグ・チルソンドン)の潜水橋(チャムスギョ)下の新川沿いで運動していた住民が「水の上に不審な大きなかばんが浮かんでいる」と警察に通報した。 警察がキャリーケースを回収したところ、中から、水に浸かっていた影響で外観がやや変形した女性の遺体が見つかった。キャリーケースは銀色の1人用のもので、内部からは身分証などの所持品は見つからなかった。 警察は遺体から指紋やDNAなどを採取して国立科学捜査研究院などに送り、直ちに身元を確認した。死亡した女性は当初、50代の韓国人であることだけが確認されていた。警察は被害者の行動を捜査するとともに、新川周辺や2人の自宅の防犯カメラ(CCTV)映像などを確保・分析し、娘と夫が自宅で遺体の入ったキャリーケースを新川沿いに遺棄する様子を確認した。 警察関係者は「逮捕後、2人に遺棄の様子が映ったCCTV映像を見せたところ、直ちに犯行を認めた」とし、「殺害の有無や具体的な動機、犯行方法などを捜査したうえで、拘束令状を申請する予定だ」と述べた。 警察によると、発見された遺体は大きく損傷しておらず、目立った外傷もないという。警察は女性が毒物などにより死亡した可能性もあるとみて、司法解剖を通じて正確な死因を確認する方針だ。