極左欧州議員が「日本赤軍」メンバーに言及、「テロ扇動」で起訴 フランス

【AFP=時事】パレスチナ系フランス人のリマ・ハッサン欧州議会議員(33)がソーシャルメディアへの投稿で「テロを扇動した」として起訴された。検察が明らかにした。 極左政党「不屈のフランス(LFI)」所属のハッサン議員は、パレスチナ人の権利を声高に擁護している。 ハッサン議員は昨年、パレスチナ自治区ガザ地区に支援物資を届ける船団に参加し、イスラエルで逮捕された。 ガザ紛争勃発(ぼっぱつ)以来、西欧最大のユダヤ人人口を抱え、イスラム教徒も相当数存在するフランスでは、緊張が高まっている。 ハッサン議員はソーシャルメディアへの投稿でしばしば批判を浴びているが、先月のX(旧ツイッター)への投稿で、1972年のテルアビブ空港乱射事件(ロッド事件)を起こした国際テロ組織「日本赤軍」の日本人メンバーに言及し、「テロを助長した」疑いで、2日に一時拘束された。同事件では26人が死亡した。 検察は2日、ハッサン議員について、投稿をめぐり、7月7日に裁判にかけられる予定だと述べた。 ローラン・ヌニェス内相は、複数のユダヤ系団体が告訴状を提出したと述べた。 検察によると、ハッサン議員は拘束された際、大麻草の茎と種から抽出されるカンナビジオール(CBD)と3MMCと呼ばれる合成麻薬を所持していた。 ハッサン議員は、CBDはフランスでは合法だと主張し、自らの行為を正当化した。 ハッサン議員は3日のX投稿で、「私が所持していた二つのCBD製品のうち、一つは検査の結果、合法的に販売できる基準を満たしていることが確認された。もう一つは、捜査当局によると、CBD樹脂に合成麻薬が混入されていた痕跡が検出されたそうだ」と述べた。 LFIのコーディネーター、マニュエル・ボンパール氏は、ハッサン議員は「司法による迫害の標的になっている」と述べた。 ハッサン氏は3日も取り調べのため捜査当局に呼び出された。 ハッサン氏はXで、3日の事件はユダヤ系団体とネメシスという極右女性団体からの別々の訴えに関連していると述べた。 ネメシスは2月、ハッサン議員が南東部リヨンの大学で講演した際に抗議活動を行った。その傍らで極右活動家のカンタン・デランクさん(23)が暴行を受けて死亡した。デランクさんの死は、極左の「反ファシスト」による犯行とされる。【翻訳編集】 AFPBB News

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