〔国内〕2026年3月の災害を振り返る

2026年3月に発生した国内での大規模な災害、事故・事件の案件について振り返ります。 ※被害の内訳については、原則的にレスキューナウによる情報取りまとめ時のものです。それぞれの記事の最終更新日以降の状況については反映されていないことがあります。 ●3月 【ライフライン】三重県南東部の4市5町の最大19万軒以上で停電 [被害]停電約19万8353軒 2026年3月4日09:10頃から、三重県伊勢市や志摩市など計4市5町の最大19万8353軒で停電が発生した。中部電力パワーグリッドの発表によると、この停電は変電所での作業中に発生した設備不具合によるもので、12:02にはすべての停電が復旧した。この停電の影響により、一部の地域で信号機がつかないなどの影響があったほか、 志摩市内のホテルでは19人が一時エレベーターに閉じ込められた。鉄道では近鉄山田線・鳥羽線・志摩線などで運転見合わせや列車の一部運休があった。また、志摩市の志摩スペイン村や鳥羽市の鳥羽水族館では営業開始時間が繰り下げられた。 三重県では10:00から災害対策本部が設置され情報の収集にあたっていたが、12:00に廃止された。 【事故】新名神で大型トラックが車両3台に追突、6人死亡 [被害]死者6人 2026年3月20日02:20頃、三重県亀山市の新名神高速道路下り線・野登トンネルの出口付近で、大型トラックが渋滞で止まっていた乗用車2台とトレーラーに追突し、追突された車両が炎上した。この事故で、乗用車に乗っていた家族5人と別の乗用車を運転していた1人の合わせて6人が死亡したが、身元の判明までに事故から2週間あまりを要するなど、事故の検証は難航した。 警察は、追突した大型トラックの運転手を過失運転致死容疑で逮捕、4月9日に検察が起訴した。事故当時、現場付近は工事のため時速50キロの速度規制が行われていたが、追突した大型トラックは制限速度を30キロ以上上回る時速80キロあまりで走行していたことに加え、運転手がスマートフォンを見ていたとの供述をしている模様で、渋滞の車列を見て急ブレーキをかけたが間に合わず衝突したとみられている。 【火災】全国各地で林野火災相次ぐ 群馬県上野村では一時避難指示も発令 [被害]負傷者1人 建物焼損1軒 2026年3月21日午前、群馬県上野村乙母の山林で火災が発生した。群馬県や陸上自衛隊のヘリコプターなども出動して消火活動が行われ、3月27日に延焼のおそれがない鎮圧状態となり、4月8日には鎮火が確認された。この火災で、約192haの範囲内で複数地点の林野が焼損したほか、プレハブ小屋1軒が全焼する被害があった。また、近隣の地区に一時避難指示が発令されたが、3月24日までに解除され、火災による人的被害はなかった。 3月は群馬県以外の各地でも林野火災が相次いだ。16日には山梨県北杜市で、24日には山形県東根市でそれぞれ火災が発生し、けが人や建物への被害はなかったものの、いずれも林野10ha以上が焼損した。また、30日には大阪府能勢町で林野およそ10haを焼く火災があり、70代の男性1人が軽傷を負った。 【その他】関東バスでストライキ予定も労使交渉が妥結し中止に 2026年3月27日、東京都内のJR中央線沿線を中心に路線バスを運行する関東バスの労働組合は、同日始発から予定していたストライキを中止したと発表した。 関東バスの労働組合は、賃金引き上げなどを巡る労使交渉が難航し、交渉がまとまらなかった場合は27日始発から終日ストライキを実施すると予告していた。労使交渉は前日の3月26日夜遅くに妥結し、ストライキは回避されたが、もし終日実施された場合はコミュニティバスを除く路線バスと高速バス、空港連絡バスなど7000本以上が運休し、約14万人に影響が出る可能性があった。 過去に関東バスでは、2014年3月20日に始発から16:00までストライキが行われ、この日はこのほかに神奈川県の相模鉄道と相鉄バスでも始発から06:30までストライキが行われたことがあった。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加