遺体を複数箇所に“移動”か 逮捕の父親(37)は殺害認める供述も 専門家「供述に矛盾あるから自宅付近捜索」【京都小学生行方不明】

京都・南丹市で11歳の安達結希さんの遺体を遺棄した疑いで逮捕された父親が、殺害についても認めていることが分かりました。 安達さんの遺体を遺棄した疑いで逮捕された父親はどういった人物なのでしょうか。 そして、結希さんとの間に一体何があったのでしょうか。 元埼玉県警捜査1課・佐々木成三さんと見ていきます。 13日に遺体で発見された安達結希さん(11)。 警察は16日未明、安達さんの父親・安達優季容疑者(37)を死体遺棄の疑いで逮捕しました。 安達容疑者は、結希さんの養父、つまりは血縁関係にない父親にあたるということです。 さらに、安達容疑者は結希さんの殺害についても認めていることが、16日、新たに分かりました。 では、安達容疑者とはどのような人物なのでしょうか。 警察によりますと、安達容疑者は結希さんが行方不明になったと自ら110番通報していました。 その後、結希さんの捜索活動にも関わっていたということです。 結希さんの情報提供を呼び掛けるチラシは両親が作ったものだということです。 また、行方不明から3日後には、警察が自宅を調べた際、容疑者は現場で立ち会っていました。 榎並大二郎キャスター: 自ら捜索活動にも関わっていたということですが、警察は安達容疑者について、当初から容疑者の可能性があると見ていたということでいいでしょうか? 元埼玉県警・佐々木成三さん: いわゆる通学用かばんが見つかった時から第三者の関与の疑いが強い、つまり事件の可能性があると捜査と捜索の両面に関わったんですが、さらに起点は、自宅付近を捜索したということ。これが安達容疑者の供述に矛盾があるからこそ、この捜索の必要性が出てきたと思いますので、このころには安達容疑者の関与の疑いは強くなったんじゃないかなと、警察も考えていたと思います。 榎並大二郎キャスター: 本来、行方不明というならば学校周辺から捜査しているだろうと。 元埼玉県警・佐々木成三さん: しかも自宅付近を捜索するというのは、この時点で供述に矛盾があるという疑いが強くなっているのは間違いないと思いますね。 安達容疑者の人物像を見ていきます。 小中学校時代を知る人は、中学3年生の時に生徒会長だったということで「まさかあの優季君がという感じ」と話しています。 また、職場の関係者からは「明るい性格でよく笑う人。社内での評判も良かった」といった話が聞かれました。 一方で、近所の人からは「安達容疑者が結希さんと一緒にいるところを見たことがない」という声も聞かれています。 山崎夕貴キャスター: 2人の間で一体何があったのかこれから究明することだと思いますけど、親族だけでなく、やはり周りの人からも話を聞いていくことになりますか? 元埼玉県警・佐々木成三さん: そうですね。警察も行方不明になった時から、関係性について情報提供はもらっていると思うんですが、それ以上に結希君の友達からも聞かなきゃいけない場合があると思います。ただこれは、警察も今、子供たちに話を聞くのはすごい慎重に考えなければいけない。子供たちを第一優先として、そこに関してはスクールカウンセラー、保護者、学校教育者との連携・協議したうえでの聴取をしなければならないという態勢はとっていると思います。 そして16日、安達容疑者の行動や犯行の詳細について、警察が新たに発表しています。 遺体の遺棄については、山林のほか市内某所、つまり複数箇所を移動したということ。 また、結希さんの生存確認は、行方不明になった当日、3月23日の朝までは生存が確認されたということ。 そして、かばんの発見については、容疑者ではない親族が見つけたということが分かっています。 一方で、遺体が遺棄された市内某所の詳細、実際に学校に父親が送ったか、容疑者がかばんを置いたかについては「差し控える」としています。 榎並大二郎キャスター: ほかにも警察が回答を差し控えるという場面が何度もありましたけれども、これは佐々木さんから見て、情報の出す出さないというのはどういうふうにみてらっしゃいますか? 元埼玉県警・佐々木成三さん: 私も刑事時代、逮捕がゴールではないと。逮捕がスタートだと思っています。もちろんこれは警察が逮捕がゴールではなくて死体遺棄で起訴、余罪において、殺人において逮捕して、殺人も起訴して、公平な裁判で有罪判決を受けさせるところまでがゴールだと思っていますので、公判維持というのは、全ての情報を出すということは、後の公判維持と捜査にかなり不利益になってしまうことに関しては、こういった差し控える部分は多いことは、もちろん理解できるなというふうに感じています。 遠藤玲子キャスター: 容疑者は結希さんの殺害についても認めているということですが、警察は今後、どのような捜査を行っていくんでしょうか? 元埼玉県警・佐々木成三さん: 今の段階で死体遺棄の別の場所というのがまだ判明していない。殺害場所においても判明していないということは、いわゆる容疑者しか知り得ない場所、死体遺棄の場所。それを早急に現場案内させる可能性はあるなと思いますね。そこにおいて、例えば容疑者においての供述の裏付けも必要になってきますので慎重に捜査を進めると思います。

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