岡山刑務所(岡山市北区牟佐)で弁護士が被告と接見し、職員からICレコーダーの録音の確認検査をされたのは秘密接見交通権などの侵害だとして、弁護人の小野智映子弁護士(岡山弁護士会)が国に損害賠償を求めた訴訟で、小野弁護士は30日、検査は刑事訴訟法違反だと認定する一方で請求を棄却した岡山地裁判決に対し、控訴を見送る方針を表明した。 岡山市内で会見した小野弁護士らは「判決が確定すれれば、同様の問題が起きた際に議論を進められると考え、控訴をしないことにした」と話した。今後は弁護士会などを通じ、全国の刑務所に検査を求める矯正局長通達を廃止するよう求めていくという。 判決によると小野弁護士は2023年7月、逮捕監禁致死罪などで起訴された被告と接見した際に録音を行い、接見後に内容の確認をされた。