「闇バイトにお気を付けて」 演歌歌手の徳永ゆうきさんが一日署長

SNSなどで犯罪の実行役らを募る「闇バイト」や特殊詐欺への注意を呼びかけようと、演歌歌手の徳永ゆうきさんが30日、警視庁大崎署の一日署長を務めた。JR大崎駅に直結する複合施設「ゲートシティ大崎」(東京都品川区)で開かれた啓発イベントに参加した。 バラエティー番組などで活躍する徳永さんが登場すると、昼休みの会社員や高校生が足を止め、耳を傾けた。徳永さんは「闇バイト、特殊詐欺の加害者、被害者になりませんようお気を付けてお過ごしください」などと呼びかけた。イベント最後には、オリジナルソング「明日に向かってプッシュプッシュ」など3曲を披露した。 同署の滑川寛之署長は「高齢者も若者も知らない間に、闇バイトで犯罪に加担し逮捕される例がある。ゴールデンウィークや夏休みを前に、犯罪に巻き込まれないよう防犯知識を身に付けてほしい」と訴えた。 ■警視庁、匿流対策本部HP開設 闇バイト応募者の声を紹介 闇バイトは、SNSで「高額バイト」「ホワイト案件」などとうたい、実行役を誘い出す手口が目立つ。背後には、SNSで緩やかにつながり事件を起こす「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」などの存在があると指摘されている。 警視庁匿流対策本部は、今春、同本部のホームページを開設し、闇バイトの情報提供を求めている。サイトでは、闇バイトに応募した人の体験談として、「旅券やマイナンバーを関係者に送信して、航空券などを用意してもらった。空港での出迎えはまるでVIPのような待遇だった」といった事例も紹介されている。(西岡矩毅)

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