母国ミャンマーでの迫害から国外に逃れるロヒンギャを描いた映画「LOST LAND/ロストランド」の共同プロデューサー、スジャウディン・カリムディン氏(45)が、国内最大のロヒンギャのコミュニティーがある群馬県館林市で約30人のロヒンギャと交流した。 オーストラリア在住のスジャウディン氏はミャンマー国軍に逮捕、拷問を受けた経験を持つといい、自身も映画同様に迫害から逃れるために越境し、タイ、マレーシアからオーストラリアに渡った。 オーストラリアやマレーシアに逃れたロヒンギャの支援を行うスジャウディン氏は2日、同市を訪れて「私たちは国籍も与えられず未来が見えにくいが、世界中のロヒンギャ・コミュニティーが同胞のために住居や仕事の支援をするのは素晴らしい」と述べた。 映画は、2025年ベネチア国際映画祭のオリゾンティ部門審査員特別賞を獲得するなど海外での受賞ラッシュが続いている。共同プロデューサーとしてロヒンギャ語の通訳や文化の監修などを担った。「とてもリアリティーがある。世界中の観客に私たちが置かれている現状を、映画を通じて感じてほしい」。高崎市のシネマテークたかさきで上映中。【庄司哲也】