公園の工事の入札を巡り、官製談合防止法違反などの疑いで潟上市の職員らが逮捕された事件で、さきほど警察が潟上市役所に捜索に入りました。潟上市の鈴木市長は「市民の信頼を失墜する重大な事案だ」として議会に陳謝しました。 県警は去年3月に潟上市が発注した工事の入札に関して、電気工事会社の役員らに最低制限価格の情報を漏らしたとして、潟上市の教育総務課長を務める菅原摂容疑者を逮捕しました。菅原容疑者は去年4月まで市の建設課長を務め、道路工事や公園の維持管理などに携わっていました。また、入札の公正を害したとして、秋田市に本社を置く「深沢電装」の社長・深沢公一容疑者と専務の鈴木公一容疑者の2人も逮捕しました。 菅原容疑者は、潟上市の鞍掛沼公園にあるサッカーグラウンドの4つの照明灯の改修に関する入札で最低制限価格を深沢容疑者らに教え、工事の落札に対して便宜を図った疑いが持たれています。 工事は照明をLEDに変えるもので、入札前に業者に伏せられる最低制限価格がおよそ1億2489万円だったのに対し、深沢電装が1億2490万円で落札していました。 市の公共事業を巡り疑惑が持ち上がった官製談合事件。職員の逮捕を受けて潟上市の鈴木雄大市長は、7日午後に市議会に報告し陳謝しました。 【鈴木市長】 「本市職員が逮捕されたことについては誠に遺憾であるとともに、市長として痛恨の極み。市政に対する市民からの信頼を失墜させる重大な事案だと重く受け止めている」 潟上市は深沢電装が関わった工事について調べています。また、過去1年間の工事の入札について、最低制限価格と落札額の差を検めるとしています。 菅原容疑者は8日午前に送検される見込みです。警察は捜査に影響があるとして3人の認否を明らかにしていません。警察は潟上市が深沢電装に発注した複数の工事について捜査しています。