磐越道マイクロバス死傷事故「白バス」疑いも…バス会社に家宅捜索 食い違う主張に高校側が真っ向から否定

福島県の磐越道で高校生ら21人が死傷したバス事故についてです。バス会社への家宅捜索はおよそ9時間にわたって行われました。 報告 「午前9時すぎです。五泉市のバス事業者で家宅捜索が行われています」 過失運転致死傷の疑いで警察が家宅捜索に入ったのは、新潟県のバス会社「蒲原鉄道」です。 事故が起きたのはおととい。福島県の磐越道で、新潟市・北越高校の男子ソフトテニス部の生徒を乗せたマイクロバスがガードレールなどに衝突。3年生の稲垣尋斗さん(17)が亡くなり、他の部員ら20人が重軽傷を負いました。 きのう、過失運転致死傷の疑いで逮捕された運転手の若山哲夫容疑者(68)。逮捕のおよそ3時間前、こう話していました。 若山哲夫 容疑者 「生徒さんを預かっておきながら、失礼なことをしたなと思っております。私のスピードに対する見極めが甘かったのだと思います」 Q.例えば居眠りをされていたとか? 「いえ、そういうことは一切ありません」 Q.スピードの出し過ぎだったのか? 「いや、90キロ~100キロくらいで走ってましたので」 Q.これまで引率などで運転は? 「北越高校さんは今回が初めてです」 市の臨時職員として去年3月までの3年間、マイクロバスを運転していた若山容疑者。客を運送して対価を得るのに必要な「二種免許」は持っていなかったということです。 近所の人 「(若山容疑者は)歩くのもヨチヨチ。私が見たら絶対に車の運転なんか頼まない」 また、この事故を巡っては、学校側とバス会社で意見の食い違いも浮き彫りとなっています。それが「レンタカーを依頼したのか、していないのか」ということ。 蒲原鉄道 茂野一弘 社長 「貸し切りバスを使わずにレンタカーを使って送迎したいという話をいただいた」 蒲原鉄道 営業担当 金子賢二さん 「『安いものを探してよ』と、それがレンタカーにたどり着いた」 学校からレンタカーと運転手の手配を依頼されたとし、「知り合いの知り合い」で面識すらない若山容疑者に頼んだというバス会社。 蒲原鉄道 茂野一弘 社長 「(Q.〔学校から〕金銭をもらったという事実は?)ありません」 一方、きのうの夜、会見を開いた学校側は真っ向から否定しました。 北越高校 灰野正宏 校長 「(Q.バス会社によると、学校から『安いもの・経済的な形で』という依頼があったというが?)事実ではございません。私どもとしては『レンタカーを出してください』とお願いをしたり、『運転手がいないので出してください』というお願いはしていません」 きょう午前11時ごろ、蒲原鉄道の社長が再びインタビューに応じました。 蒲原鉄道 茂野一弘 社長 「(Q.〔学校側と〕主張が違ったのは、率直にどう受け止めている?)そのへんに関しても、いま捜索してもらっている中で、私も色々と話をさせてもらっているので、その関係もあり、そういったコメントはちょっと控えさせていただきたい」 Q.会見以降、学校側と何かやり取りは? 「全くしていない」 Q.金銭の受け取りは発生していない? 「はい、いまのところは…」 警察は、いわゆる「白バス」行為にあたるかどうかを含めて、捜査を進めています。

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