【広島】羽月隆太郎被告が球団内の他選手の“ゾンビたばこ”使用をほのめかす 鈴木球団本部長が取材対応/一問一答

広島の鈴木清明球団本部長(72)が15日、育成を含めた全選手に「ゾンビタバコ」を含めた薬物使用について再調査すると明かした。元広島・羽月隆太郎被告(26)が、医薬品医療機器法違反の罪に問われた初公判で、球団内の他選手も使用していたことをほのめかす供述を行った。球団では、これまでも指定薬物や暴力団、オンラインカジノについて独自の講習を行ってきた。1月27日に羽月被告が逮捕された後も調査を行っていた。 鈴木本部長の取材対応は以下。 ―羽月被告が、初公判の証言で「他の選手が使っていた」と。 「そういう証言が出たので、一応再調査します。今のとこはそれしかないです」 ―方法は。 「聞き取り調査します」 ―いつから。 「これから内容を詰めて、来週までに。ゆっくりやるかも分からない。みんな遠征に出ているし、時間はかかる」 ―調査結果は明らかにする予定か。 「公表しないかも分からない。調査機関じゃないので。できることはします」 ―逮捕後に調査は。 「一度しています。そこでは何も」 ―ここ(甲子園)にいる選手はなるべく早く。 「今日の今日だから(分からない)」 ―選手以外の監督、コーチ、スタッフにも調査するのか。 「選手という証言なので、選手にします」 ―支配下と育成の全選手か。 「全選手」 ―裁判を受けて。 「裁判受けてのコメントはないです」 羽月被告はこの日、広島地裁で開かれた初公判で、起訴内容を認め、拘禁刑1年、執行猶予3年の判決が言い渡された。黒髪にマスク、スーツに深緑ネクタイ姿。公判終了後、弁護士らと法廷を出て、険しい表情のまま迎えの車に乗り込んだ。 初公判の一般傍聴券は抽選で配布された。46席の傍聴券に対し、500人超が集結した。カープグッズを身につけて傍聴席に入る人の姿もあった。 ◆羽月被告のこれまで ▼2025年12月16日 110番通報を受けた広島県警から任意同行を求められ、尿検査でエトミデートの陽性反応 ▼2026年1月27日 医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕 ▼28日 球団が「野球活動停止」の処分を決定。 ▼29日 広島地検に身柄送検 ▼30日 広島県警がマツダスタジアムと大野屋内総合練習場を家宅捜索 ▼2月6日 エトミデート使用を認める趣旨の供述を始めたことが明らかに ▼17日 広島地検が医薬品医療機器法違反の罪で起訴 ▼18日 広島市内の留置施設から保釈 ▼24日 球団が「契約解除」の処分を決定 ◆エトミデートとは もともとは鎮静剤や麻酔導入薬などとして使用される、国内未承認の医薬品成分。本来の使用用途とは別に、電子たばこ向けに違法に使用されるケースが社会問題化し、昨年5月に厚生労働省が「指定薬物」として規制。使用すると手足がけいれんし、ゾンビのように見えることから「ゾンビたばこ」とも呼ばれる。

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