Yann Tessier Marissa Davison [ロンドン 16日 ロイター] – ロンドン中心部で16日、極右活動家のトミー・ロビンソン氏ことスティーブン・ヤクスリーレノン氏が主催して移民急増とイスラム教に反対するデモ行進と、これに対抗するパレスチナ人の支持らの行進があった。総勢で数万人が参加した。 警察は開始前に少なくとも8万人の参加を見込んでいて、応援を含めて4000人の警官を動員。今回を数年間で最大規模の治安維持作戦と位置づけた。 双方の抗議活動が終了した16日1830GMT(日本時間17日午前3時半)までに警察が発表した逮捕者は43人。警察によると「重大な事件はほとんど発生しなかった」ものの、4人の警官が負傷した。 スターマー首相は15日、移民急増とイスラム教に反対するデモの主催者らを「憎悪と分断をあおっているのは紛れもない事実だ」と非難した。政府は、デモで演説するために入国しようとした「外国人の極右扇動者」とされる11人の入国を禁じていた。 2022年と23年には英国への移民人数は年間90万人近くに達していたが、就労ビザの規制強化を受けて25年は20万人程度に落ち込んだ。 国勢調査によると、2021年時点にイングランドとウェールズでのイスラム教徒の割合は6.5%と、10年前の11年の4.9%から上昇していた。