栃木県上三川(かみのかわ)町の住宅で住人女性が殺害された強盗殺人事件で、実行役として逮捕された16歳の少年4人のうち一部が、「事件当日に初めて顔を合わせた人もいた」と供述していることがわかった。県警は緩くつながり様々な犯罪に関与する「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」による事件とみており、指揮系統の解明を進める。 県警によると、4人は事件当日の14日に逮捕された神奈川県相模原市の少年((1))▽15日に逮捕された相模原市の少年((2))▽16日に逮捕された相模原市の少年((3))と川崎市の少年((4))。共謀して5月14日午前9時23~28分ごろ、住宅に侵入して金品を物色し、この家に住む会社役員の富山英子さん(69)を凶器で突き刺して殺害した疑いがある。 ■反省も 県警は4人の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、後悔や反省を口にしている少年もいるという。 4人とも別の高校に通うが、15日に逮捕された少年((2))は14日の少年((1))と、16日の少年((3))の2人とは少なくとも面識があった。ただ、4人の中には、当日になって初めて会う者同士もいたといい、県警は4人が顔を合わせたのは事件当日が初めてとみて調べている。 県警によると、4人は同じ車に乗り込み、現場を訪れていた。事件後、うち2人はこの車に乗って現場を離れた。だが、残る2人のうち1人は通報を受けた警察官に職務質問を受けて確保され、もう1人はヒッチハイクで逃げたとの情報があるという。 ■「夫婦に頼まれた」 この事件では、強盗殺人容疑で無職竹前海斗容疑者(28)と、妻の無職美結容疑者(25)も17日に逮捕されている。美結容疑者は横浜市のビジネスホテルで確保された際、生後7カ月の長女と一緒にいたという。 少年4人が現場に向かうのに使った車は、この夫婦から借りた可能性があることも県警への取材で新たにわかった。少年4人の中には夫婦と事件当日に初めて会った者もおり、「(事件の実行を)夫婦に頼まれた」と供述している少年もいるという。 県警は夫婦が現場での指示役との見方を強めている。(高橋淳、原晟也、堅島敢太郎)