米空母打撃群、キューバの鼻の先に集結…米国、イランに続きキューバ軍事作戦の可能性も

米国がキューバに対して全方位的な圧力を加える中、米海軍の空母打撃群がキューバに近いカリブ海に進入した。 米国南方軍は20日(現地時間)、X(旧ツイッター)で「ニミッツ空母、駆逐艦グリッドレイ(DDG 101)、補給艦パタクセント(T-AO 201)で構成された空母打撃群がカリブ海に配備された」と明らかにした。その上で「(ニミッツ空母打撃群は)即応態勢と存在感、比類なき作戦範囲と致命性、戦略的優位の典型」とし、「台湾海峡からアラビア湾に至るまで世界各地で戦闘能力を証明し、地域の安定保障と民主主義守護に寄与してきた」と付け加えた。 1975年に就役したニミッツは、現在米海軍が運用中の最長寿の現役航空母艦で、当初は今年退役する予定だったが、イラン戦争などにより米軍の可用戦力への負担が増したことで、その日程は延期された。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は当局者の話として「(ニミッツ空母打撃群は)少なくとも数日間は現地にとどまる見通しだ」と伝えた。 南方軍の発表は、ドナルド・トランプ米大統領がキューバに対する軍事介入を真剣に検討しているとの報道が出た直後に行われた。ポリティコ(Politico)は18日、「トランプ大統領はエネルギー供給網の遮断や経済制裁などの圧力だけではキューバの体制変化を引き出すのは容易ではないと判断し、軍事介入を検討している」とし、「米軍指揮部が要人逮捕・移送作戦を超えるさまざまな軍事シナリオを検討中」と報じた。 空母打撃群配備の知らせは、この日公開されたラウル・カストロ前キューバ大統領(95)の起訴の知らせと重なり、さらに注目を集めている。1月にトランプ政権がニコラス・マドゥロ前ベネズエラ大統領を追放した際の状況と似ているためだ。当時トランプ政権は、マドゥロ前大統領を麻薬密売容疑などで先に起訴した後、これを名分に軍事作戦を強行して身柄を確保した。これに先立ち米軍は、カリブ海に空母打撃群を配備してベネズエラを圧迫していた。「キューバに対する軍事作戦が差し迫っている」との観測が出ている理由だ。 実際、トランプ大統領はマドゥロ前大統領を追放した後、「次はキューバかもしれない」と公言してきた。1日には「イランから戻る途中で(米軍資産を)キューバ海岸100ヤード(90メートル)前に配置すれば、(キューバは)降伏するだろう」とも語った。イラン戦争が終われば、キューバが次の軍事攻撃対象になる可能性があるという意味だ。 ポリティコは「実際にキューバに対する軍事作戦が現実化した場合、トランプの核心支持層である『MAGA(米国を再び偉大に)』陣営の反応が重要だ」とし、「トランプ氏はイラン戦争の余波で原油価格が急騰し、支持率が下落しているという政治的負担も考慮しなければならないだろう」と分析した。

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