佐賀県の民家に強盗目的で侵入しようと準備したとして5人が逮捕された事件で、鹿児島地検は22日、このうちの男性4人を不起訴処分としました。一方、県警の岩瀬本部長は22日、刑事課長などが集まる会議で、トクリュウによる犯罪への懸念を示した上で「未然防止を徹底してほしい」と訓示しました。 22日、県警本部では県内の警察署の刑事課長などが出席する会議が開かれました。その冒頭で岩瀬聡本部長は。 (県警本部・岩瀬聡本部長) 「出水署において強盗を企図した被疑者を職務質問をきっかけとして検挙し、住居への侵入を未然に防止できたという好事例がありました」 県警は21日、佐賀県の民家に強盗目的で侵入しようと準備していた疑いで5月14日までに5人を逮捕していたことを発表しました。 匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」と見て捜査が進められていましたが、鹿児島地検は22日、5人のうち21歳から49歳の男性4人を不起訴処分としました。理由は明らかにしていません。 現金の回収役として逮捕された男子専門学生(19)については勾留期間が残っていて捜査中です。 5月14日、栃木県の住宅で発生した強盗殺人事件など「トクリュウ」と見られる犯行が全国で相次いでいます。 県警の岩瀬本部長は22日の会議で、トクリュウによる犯罪への危機感を示したうえで、刑事課長らに犯罪の未然防止を徹底するよう訓示しました。 (県警本部・岩瀬聡本部長) 「今後本県において、重大な結果をもたらすこの諸犯罪が敢行される可能性についても十分に念頭におかなければならない。警戒活動、住民への情報提供、職務質問の積極的な実施、犯行実行前の先制的な検挙により、住民の安全確保、犯罪の未然防止を徹底してください」 県内でも警戒が高まっています。