東京都板橋区で昨年12月、塗装業の男性が踏切内で電車にはねられる事故が発生した。当初は自殺とみられていたが、警視庁は今月8日、男性の勤務先の社長と従業員ら4人を殺人と監禁の容疑で逮捕したと発表した。 報道によれば、被疑者らは長期間にわたり男性に対し暴行や性的虐待を繰り返し行っていたとみられ、事件当夜も踏切に立ち入らせ電車にはねられるよう仕向けて殺害した疑いがあるという。 しかし、男性は1人で線路に立ち入り、列車にはねられた。少なくとも被疑者らが直接殺害した訳ではない。警察はどのような考えを持って「監禁・殺人」の容疑で逮捕したのか。また、4人はいずれも容疑を否認しているというが、このまま殺人罪で起訴される可能性はあるのだろうか。