1990年代から2000年代初頭にかけて、シリアルキラーを題材にした作品は数多く作られました。『羊たちの沈黙』(1991)、『コピーキャット』(1995)、『セブン』(1995)、『コレクター』(1997)、『ボーン・コレクター』(1999)、『アメリカン・サイコ』(2000)など。あの時代、シリアルキラーはサスペンス映画の中で、かなり強い存在感を放っていました。 その背景には、現実の事件がありました。エド・ゲイン、テッド・バンディ、ジェフリー・ダーマー、ジョン・ウェイン・ゲイシーなどは、時代はそれぞれ違いますが、彼らは犯罪史だけでなく、映画やドラマ、小説などのコンテンツ業界にも大きな影を落としてきました。 でも、ふと思うのです。 ここ30年ほど、シリアルキラーという存在は、現実のニュースよりも、コンテンツの中で見かけることのほうが多くなった気がしませんか。もちろん、連続殺人が起きてほしいなんて思っていません。ただ、昔よりも明らかに減ったように感じます。その一方で、短時間に多くの人が犠牲になる大量殺人や銃乱射事件のニュースを耳にする機会は増えた気がします。 実際、これは私の勘違いではないみたい。 連続殺人犯は、1980年代をピークに減っているそうです。IFLSが、ラドフォード大学とフロリダ・ガルフ・コースト大学の連続殺人犯データベースをもとに伝えています。