タンパベイ・レイズの元主力遊撃手、ワンダー・フランコに対する裁判の判決が現地時間26日に下された。 フランコは未成年者への性的・心理的虐待について刑事責任が認定された一方で、服役は免除される見通しとなっている。 フランコは2023年以降、未成年者との違法な関係について捜査対象となり、その後2024年1月にドミニカ共和国で逮捕された。報道によると、当時22歳だったフランコは14歳の少女と約4か月にわたり関係を持っていたとされている。 また、少女の母親に対して同意と引き換えに金銭を支払っていた疑いも報じられていた。 今回の裁判では、フランコ本人に刑事責任があると認定された一方、裁判長のホセ・アントニオ・ヌニェス判事は「フランコ自身も恐喝や脅迫の被害者だった」と判断。司法恩赦が適用される形となり、禁錮刑は科されなかった。 一方で、少女の母親には資金洗浄および人身売買に関連する罪で10年の禁錮刑が言い渡される見通しとなっている。 ESPNによると、フランコ側の弁護士テオドシオ・ハケス氏は、「まだ正式な判決文は受け取っていないが、裁判所は彼も被害者であると認定し、司法恩赦によって処罰を免除した」と説明している。 なお、MLB側の調査は現在も継続中だ。 MLBは2023年に問題が浮上して以降、フランコを調査対象としており、当初は行政休職措置(Administrative Leave)としていた。その後、逮捕を受けてレイズは2024年に制限リスト入りを決定。これにより球団は給与支払い義務を負わない形となっていた。 今回の判決を受け、MLB側は「適切なタイミングで調査を完了する」と声明を発表している。 フランコは2021年11月、レイズと11年総額1億8200万ドルの大型契約を締結。球界を代表する若手スター候補として期待されていた。 実際に、問題発覚前の2023年シーズンには112試合に出場し、17本塁打、30盗塁を記録。攻守両面で高いパフォーマンスを見せ、オールスターにも選出されるなど、MLBを代表する若手遊撃手のひとりとして評価を高めていた。 しかし、そのシーズン途中に問題が発覚して以降、フランコはMLBの試合に出場していない。 今回の判決によって法的手続きは終結へ向かいつつある一方、MLBからどのような処分が科されるのかにも大きな注目が集まっている。