巨人・橋上監督代行「一生懸命忘れず団結」決意新た 交流戦4年連続黒星発進もソフトバンク上回る11安打「諦めずやってくれた」

◆日本生命セ・パ交流戦 2026 巨人3―8ソフトバンク(26日・東京ドーム) 「日本生命セ・パ交流戦 2026」が開幕した。橋上監督代行体制の初戦となった巨人は、交流戦4年連続で黒星発進となった。先発の則本昂大投手(35)が3回、ソフトバンクの主砲・栗原に3ランを浴びるなど1イニング3被弾。移籍後最短4回、同ワーストの7失点でKOされ、移籍初白星はまたもお預け。11安打を放ちながら3点のみで今季ワーストの5連敗。一時は6まで増やした貯金を1に減らした。何とか流れを変えたい。 激震が走ったチームを後押しするような温かい歓声が胸に響いた。橋上監督代行の初戦は黒星。試合後、阿部前監督と同じように敗戦でも全員で一塁線に並んで頭を下げた。「ファンの方に熱く応援していただいているので。失望させることのないように、最後まで一生懸命やっている姿だけは忘れず、みんなで団結してやっていきたい」。約4万人の大観衆を見つめて決意を新たにした。 長女への暴行容疑で25日に現行犯逮捕された阿部前監督が辞任し、代行に就任。巨人でのプレー経験なしで指揮を執るのは球団初だ。試合前に球場を訪れた前監督と対面。「大変残念です。昨日今日と話をした。『ただただ申し訳ない』と言っていた」。選手にはミーティングで「切り替えて、前を向いて、目の前の試合を全力でみんなで勝ちにいきましょう!」と力強い言葉をかけて初陣に臨んだ。 橋上代行は阿部前監督の安田学園の先輩。ヤクルトの選手、楽天のコーチとして野村克也監督の下でID野球を学んだ。オイシックスでは監督経験もある。昨年11年ぶりに巨人コーチに復帰し、今季はオフェンスチーフコーチだった。 阿部前監督が抜けたことで、これまで人数の関係でベンチ外だった吉川内野守備兼走塁コーチがベンチ入りして三塁コーチに。三塁コーチだった川相ディフェンスチーフコーチは攻撃中はベンチで指示を出した。「私がやっていた役職を川相さんにお願いする形になった」と配置転換した。 交流戦初戦。「出塁率も含めて、状態が上がってくれば適任」と今季初めて1番に泉口を起用した。則本が4回7失点で降板したが「攻撃陣も最後まで諦めずやってくれるところは見えた」とソフトバンクを上回る11安打。粘りの姿勢に次への光を見いだした。 一塁ベンチの阿部前監督が座っていたイスには座らず攻守ともに立って采配した。「コーチも含めて配置が変わり、まだしっくりこないと思いますので。どっしり構えるというあれでもないので」。今後も立って指揮を執る意向を示した。 オレンジユニホームの「橙魂デー」でスタンドはオレンジ一色だった。チームは7連勝後の5連敗で貯金1に。「どんな展開でも全力を尽くすことだけは、みんなでやっていきたい」。残り96試合。新たなスタートを切った。(片岡 優帆) 〇…主将の岸田は阿部前監督の辞任を受け「僕たち選手は今まで通りやることは変わらない。いいプレーをファンの皆さまに見せられるように、またここでチームが一つになって全力で戦っていきたい」と結束を呼びかけた。

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