2016年の熊本地震で被災した、熊本県八代市役所の新庁舎建設をめぐる汚職事件で、熊本地検は28日、八代市議の成松由紀夫容疑者(54)をあっせん収賄罪で熊本地裁に起訴した。 地検は認否を明らかにしていないが、25日に熊本簡裁で開かれた勾留理由開示の手続きの中で成松容疑者は「不当逮捕であり、この件については一切関与していません」と容疑を否認した。 起訴状によると成松容疑者は、新庁舎建設の業者を選ぶ一般競争入札をめぐり、ゼネコン準大手の前田建設工業側から、落札できるようにすることや、工事の利益を約11億円増やすことを頼まれ、承諾。市職員に指示して不正行為をさせるようあっせんし、それらの見返りとして21年6月ごろに6千万円の賄賂を前田側から受け取ったとされる。 前田側がわいろを渡したとされる贈賄行為は時効が成立している。