栃木県上三川(かみのかわ)町の住宅で起きた強盗殺人事件で、県警下野署捜査本部は29日、事件を主導したとして逮捕状が出ているのは住居・職業不詳、益田和彦容疑者(48)と公表し、指名手配した。益田容疑者は東南アジアに逃亡したとみられ、海外の当局と連携して行方を捜査する。 捜査本部は男子高校生4人に加えて、現場指示役とみられる横浜市の竹前海斗(28)、妻の美結(25)両容疑者の計6人を強盗殺人容疑で逮捕。さらに押収したスマートフォンの解析などによって、益田容疑者の関与が浮上した。 益田容疑者は共謀し、14日午前、強盗目的で住宅に押し入り、住人の女性(当時69歳)を殺害した疑いが持たれている。 捜査関係者によると、益田容疑者は竹前海斗容疑者と知り合いで、事件を計画して夫婦に持ちかけたとみられる。秘匿性の高い通信アプリで被害者宅の情報を事前に送信し、夫婦に指示を出した疑いがあるという。 益田容疑者は事件前、神奈川県内のホームセンターでバールを購入。このバールは竹前容疑者を通じて高校生に渡ったとみられ、凶器として使われた可能性がある。益田容疑者は事件の数日後、成田空港から出国。中国経由で東南アジアに向かったとみられるという。【白川徹、藤田祐子】