GACKT 巨人・阿部氏監督辞任に〝危機感〟「社会的制裁の異常さ」と「AI相談の難しさ」を指摘

ミュージシャンのGACKTが29日、自身のX(旧ツイッター)を更新。プロ野球・巨人の監督を辞任した阿部慎之助氏を巡る一連の騒動への危機感を吐露した。 GACKTは阿部氏の逮捕から辞任に至った報道を踏まえ、「暫くずっと様子を見ていたが、なんとも気分が悪い流れが各所に多くあった」と切り出すと、「【ChatGPTに相談したら父親が逮捕された】という話として広がり始めた。だが、実際はそんな単純な話じゃない」と指摘。 報道内容を整理し、「家庭内で口論になり阿部氏が娘の襟元を掴み、押し倒した、あるいは投げ飛ばしたとされている」とする一方で、阿部氏の娘は「殴る蹴るはなかった」「父を逮捕してほしかったわけではない」「警察が来て一番驚いたのは自分」と証言していることを説明。これを受け、GACKTは「今回の件は『暴力ゼロ』とも、『深刻虐待』とも、現時点では断定できない。ここを感情だけで決めつけるのが何より危険」と、冷静な見極めが必要であると訴えた。 さらに、「本当に問題なのはここから先だ」とGACKT。阿部氏の娘が人間ではなく、最初にAI(人工知能)に相談した点に着目。「これが今の時代をまさに象徴している」とした。 AIについて、安全最優先で肯定的に話を進めるため、深刻な虐待の抑止になり「もし本当に危険な家庭だった場合、早期介入で命が救われるケースもある」。その上で「だが逆に、グレーな家庭内衝突まで、一気に警察案件へ進む可能性もある。ここが極めて難しい」と、今回のケースでAIを運用する難しさを指摘した。 また、児童相談所や警察の現状について「見逃し」を極端に恐れる現状を推察し、以前は「警察に相談しても動いてくれない」という批判の反動から、現在は動いた瞬間に「即逮捕」「即報道」「即社会制裁」に至っていることの危険性を危惧。「この極端さが個人的には非常に気持ちが悪い。そして事実、かなり危うい」と嘆いた。 また、阿部氏が巨人軍の監督という社会的影響力の大きい立場であった点にも言及。「警察、球団、スポンサー、メディア、SNS、全部が一気に動いた」と指摘。「現代は、裁判結果より先に、異常なレベルでの社会的制裁だ」と、異常な社会状況を訴えた。 GACKTは「個人的には阿部さんに監督を続けてもらいたい」と告白。巨人というチームを率いる立場だからというわけではなく、「こういった件で、社会から一気に抹殺される流れに強い違和感を覚えるからだ」と説明。「もちろん、家庭内暴力を軽視してはいけない。だが一方で、娘本人ですら『父をそこまで追い込む意図はなかった』と語っている。にもかかわらず、社会全体が一気に制裁モードへ入る。このバランスの崩れ方は、かなり異常だと思わないか?」と呼びかけた。 また、最後にAIとの向き合い方にも言及。「今回の件を【AIは危険】だけで終わらせるのも違う。本質はそこじゃない。AIは便利なものである一方、AIは責任を取らない。空気も、家族関係も、その後の人生も、全部を背負ってくれるわけじゃない。だからこそAIの答えをどう扱うか。そして、感情だけで人を裁き、一瞬で社会から消していくこの流れを、本当にみんな正しいと思っているのか?」などと伝えた。

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