韓国のソウル中央地裁は29日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)被告(83)=政治資金法違反罪などで公判中=の一時釈放期間について1カ月延長し、6月30日までとした。韓国メディアが伝えた。 韓被告側が病気治療を理由に延長を申請していた。韓被告は3月下旬に釈放され、地裁が認めた期限が今月30日に迫っていた。 韓国の通信社ニューシスによると、韓被告側は「米国で必ず治療を受けなければならない」と主張しているという。事件を捜査する特別検察側は地裁に対し、真偽を慎重に見極めるよう求めている。 韓被告は2025年9月の逮捕後にソウル郊外の拘置所に収監されたが、地裁が病気治療を理由に同年11月と26年2月に短期間の釈放を認めた。さらに3月27日に3度目の一時釈放を許可していた。 韓国の裁判所は、深刻な持病などがある場合に釈放を決めることができる。韓被告は釈放期間中、病院から外に出てはならず、医療関係者と弁護士以外との面会が禁じられている。 この事件では4月、韓被告側から金品を受け取ったなどとして起訴された尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の妻金建希(キム・ゴンヒ)被告が懲役4年、国会議員の権性東(クォン・ソンドン)被告が懲役2年の実刑判決を2審で言い渡されている。【ソウル福岡静哉】